はじめに
ご覧いただきありがとうございます。
現在は第二子の育休中ですが、約2年前の第一子の妊娠・出産のことを思い出すことが未だにあります。
忘備録も兼ねて、今回は第一子妊娠中に後悔したことについて書きたいと思います。
後悔していること
後悔していること、、、
それはずばり「悪阻中しっかりと休めばよかった」です。
第一子を妊娠したのは後期研修を始めて暫くした頃で、自分が職場で一番後輩という立場でした。
悪魔の吐き悪阻
5週頃から徐々に吐き悪阻となり、体重が1か月で5㎏ほど落ちました。
私の場合は朝が圧倒的に体調が悪く、起きてすぐトイレで嘔吐
何とか少し朝食をとっても職場に到着するとすぐに嘔吐、という状態でした。
多いと1日10回ほど嘔吐しましたが、殆ど食べれていないので胃液や唾液を吐いていました。
辛すぎた眠り悪阻
また、眠り悪阻もかなり酷く、20時に寝ても6時には眠すぎて起きれないという状態でした。
しかも私の所属する科は勤務開始時間が早く、眠り悪阻との相性が最悪でした。
今は細切れ睡眠なので、10時間も寝られることは羨ましくて仕方ないです。
しかし、当時は10時間も寝ているのに、頭は全くすっきりとせず、その上日中も眠くて眠くて、、、
帰宅すると何とかシャワーを浴びてそのまま寝室に直行する日々でした。
洗濯などの最低限の家事は夜遅く帰宅した夫がこなしてくれました。
今思うと子どもがいないから何とか家庭が回っているような状態でした。
それでも休まなかった
そんな私ですが、結果的には一度も悪阻で仕事を休むことはありませんでした。
なぜなら「辛いけど私より辛い人は沢山いる」という思いがどうしても消えなかったからです。
私の場合は朝から昼にかけて体調が悪く、夕方にかけて徐々に調子が戻るという
サイクルが比較的はっきりとしていました。
朝食、昼食は全く摂れない日も多かったですが、夕食を摂れなかったことは殆どありませんでした。
しかも夕食でよく食べてたものは
- ロース豚カツ(なぜかロースに固執していた)
- フライドポテト
- 焼き芋
- アイスクリーム(アイスの中でも乳脂肪分を感じるこってりとしたもの)
と、普段調子が悪い時には絶対に食べないであろうものばかりを好んで食べていました。
悪阻は本当に不思議なもので、「これなら食べられる、、、」というより
「これが食べたい!これ以外は食べたくない!!!」というマインドになります。
上記の意見は悪阻を経験した家族や友達は激しく同意してくれます笑
私の場合は夕食でそこそこのカロリー、栄養分を摂れたので体重減少は5㎏で済みました。
水分も日中は殆ど摂る気になりませんでしたが、
夕方にはよく冷えた炭酸水を少量ずつなら飲むことができました。
健診での尿検査もケトンは毎回陽性でしたが、+1~+2ばかりで+3以上には一度もなりませんでした。
友人で重症悪阻で入院した子もいますが、10㎏以上体重が落ちて歩けなくなったり、
水分すら全く取れなくなったりと明らかに自分より重症でした。
しかし、私は日中頻回に嘔吐して絶不調だったので仕事することは本当に辛かったです。
上司も気にかけてくれたり、主治医が仕事を休むことも提案してくれましたが、
「夕方には食べれているし」
「体重も友達は10㎏以上落ちたって言ってたけど私は5㎏くらいしか落ちてないし、、、」
という気持ちがあり、なおかつ職場では自分が一番若手で忙しく働いていたので
休むという選択肢を取れませんでした。
何とか働いていると3か月程で悪阻は徐々に無くなりました。
今思い返すと自宅でしっかりと休養すればよかったなと後悔しています。
日中は全然仕事が進まず、夕方からやっと仕事をできて結果的に毎日のように残業していました。
通勤の車の運転中も気持ち悪くなったり、思い返すとヒヤッとすることも多々ありました。
幸い仕事中に大きなミスをすることはありませんでしたが、
もし無理やり仕事をして大きなミスをしていたらと思うと本当に恐ろしいです。
第二子の妊娠中のことは他の記事で書こうと思っていますが、
悪阻に関しては第一子と全然違いました。
悪阻を経験して思うこと
二回悪阻を経験して思うことは「他人と悪阻を比べても仕方ない、辛い時はしっかりと休む」です。
悪阻は他人と比較しても何にもなりません。
症状は本当に人によるし、良かれと思った経験則に基づいたアドバイスが
的外れになることもよくあります。
医療者の自分ですら「悪阻は病気ではないし、、、」という気持ちを払拭できませんでした。
私の場合は仕事効率は大幅に下がり、周囲にも心配をかけ、
体調の波も大きい(私の場合は悪阻が良くなったり悪くなったりが激しかったです)
悪阻に限りませんが、体調が悪い時は一旦しっかりと休養する。
体調が回復してから仕事をカバーしてくれた周囲に感謝して一生懸命働く。
普段きちんと働いていると「休む」って簡単なようでなかなか難しいことですよね。
まとめ
今回は第一子の妊娠中に後悔したことを書きました。
悪阻で辛い思いをしている人にはとりあえず休んで、と伝えたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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